CSS作者らしくCSSについて書く...のではなく、自分語りと自分に自信がない人にメッセージ

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最高ランク : 9 , 更新： 2022/08/04 1:53:47

こんにちは。
バニランテです。
はじめましての方は、最初の投稿をご参照ください。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・

病気で(現在コロナ療養中です...)心が弱っているからか、よく昔の夢を見るようになったので。
自分に言い聞かせる意味でも、今日の内容を書きますね。

メッセージを書く前に、少し(？)わたしの話をしますね。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・

私は、幼稚園生の頃に『神童』と呼ばれていました。幼稚園生の頃には、足し算引き算だけではなく、掛け算九九を覚え、四則演算を完璧にこなしていました。
小学生の時は、『天才』と呼ばれていました。低学年の頃には独学で高校生の内容を学び、学校の内容では満足できなくなっていました。
高学年になって、内部進学用のテストが実施されても、勉強せずとも満点を取っていました。
小学校高学年という、人格を形成する上で大切な時期に、私の心は歪みました。

「私は『天才』なのだから、努力しなくったっていい。」

そんな考えに支配されていました。
こんな性格なら、勿論友達なんてできるはずもありません。
私は、孤立していきました。
今考えればとても愚かなことですが、当時の私は、孤立していても構いませんでした。

「私は『天才』なのだから、わざわざ相手に付き合ってあげる必要もない。そんなのは時間の浪費だ。」

当時の私は、こう思っていました。

時が経ち、中学生になっても、この考えは続きました。
中学校に入学するとき、私のような内部生の他に、数十人の外部からの入学生が入学してきました。
彼らは、出身小学校でそれぞれ『天才』と呼ばれる人たちでした。
彼らが入学してきたので、勿論テストの平均点は大幅に上がります。
それでも、

「私は『天才』なのだから、努力しなくったっていい。」

という考えは変わりませんでした。
定期テストの前も勉強しませんでした。
それでも、満点とは行きませんでしたが、高得点を維持していました。

そんな私に、一人のクラスメートが声をかけてきました。
普段は喋らない、気にもすることもない子でした。
でも、彼の一言は私に、何か言葉にしづらい影響を与えました。

「君、このままだと全てを失うよ」

衝撃的だった。
わたしの根本にあった、『天才』という輝かしい文字が、一瞬でかすみ、崩れ落ちた気がした。

他の人からしてみれば、なんてことない一言でも、私には確実に大きなダメージを与えていきました。

このあとからでしょうか。
私の成績が落ちてきたのは。
今まで、テストでは上位を保ち、授業態度に抜かりもなく、先生に常に媚を売り、クラスでは委員もこなしていた『完璧な優等生』という立ち位置が、徐々に、徐々に崩れていきました。

私が怠けている間にも、他の人達は努力を重ねて、私に追いつき、そして私を追い越していった。

この事実に気が付くのに、そう時間はかかりませんでした。

全てを失い、私は、私である自信をなくしました。

こんな名言があります。

『挫折してもプライドは失わない、それは努力しているからだ』

『友ある者に挫折なし』

私はプライドを失いました。努力をしていなかったから。努力を『無駄だ』と嘲笑ったから。

私は挫折を味わいました。友達がいなかったから。

この私の経験を『挫折』と表すのは、きっと、『挫折』を味わった人にとっては受け入れ難い事かもしれません。
努力していないのに、『挫折』とは、なんだ...と。
ただ、私の精神の根本を根こそぎポッキリと折ってしまうほどの衝撃だったのは、確かです。10年以上もあった自信が、誇りが、音を立てて崩れ落ちていきました。

この頃から私は、占いツクールに溺れました。
何もかもを投げ出して、夢小説を読み漁り、自分の『夢』に堕ち続けました。
どうでもよかった。
周りがどうなろうが、私がどうなろうが。

何かをするのに、すごく億劫になりました。
上記の通り、どうでもよかったから。
どうでも良かったのに加えて、怖かったから。
また、挫折するのが。

虚しい。哀しい。

自分に自信がなくなって、一日をぼーっと終える。

学校の成績は、下から数えたほうが早い、という段階まで落ちてきていました。
それでも、どうでもよかった。
それに、今更努力したって、華麗に自分を追い越していった彼らに追いつける気がしませんでした。
勉強だけではなく、精神の面でも。

そんなとき、学校の英語の授業で、ある洋楽を習いました。

その洋楽の名前は、

『This is Me』

と言います。
この曲のサビの部分とタイトルにある言葉...

『This is me(これが私)』

この言葉が、なぜか私の心に衝撃を与えました。
何時ぞやの「君、このままだと全てを失うよ」という言葉と同じくらいの衝撃でした。

それから、不安なとき、自信がないときは常にこの言葉を唱えるようになりました。

そして、今。
中学校を卒業し、中学校の時と同じく内部進学した私は、新しい外部からの入学生とも友だちになり、楽しい高校生活を送っています。
内部進学した私は、受験をして外部から入学してきた人には全く敵いません。
でも、他の人にはできないことが私にはあります。
私は天才なんかじゃないし、怠けてばかりいたからゼロどころかマイナスからのスタートだけど、なんとか生きていけています。

座右の銘は、

『天才は1％のひらめきと99％の努力からつくられる』

になりました。

だから、挫折を経験し、立ち直った私から、今挫折に苦しんでいる人、自分に自信がない人へちょっとしたアドバイスを。

時々息を抜いて、自分について考えてみて。

自分だけにしかわからない発見があるかもしれないから。

でも、君は、君でいいんだ。

誰も君を否定できない。

それでも、もし自信がなくなったら。

唱えてみて。

魔法の言葉。

『This is me(これが私)』

君、という人は世界中を探し回ったって一人しかいないんだ。

それは、とっても尊いことなんだ。

それを、誰かに否定されてたまるか。

君は君であって、他の何者でもないんだ。

『This is me(これが私)』

ほら、もう、大丈夫。

怖くない。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・

長くなってごめんなさい...
結局伝えたかったのは最後の部分だけなんですけど、長くしすぎちゃった...

まあ、内容を簡潔にまとめると、どれだけ堕ちたって人間は立ち直れるし、自分は一人しかいないから、楽しで生きよう！ということです。ハイ。

少しだけとある哲学者さんの思想をお借りする(引用はしない)と、

たとえ、私と君の意見が違くても、私は意見に反対することはあれど、君を否定することは絶対にしない。
もし、もし、君を否定する人がいたら、私がその何倍も君を肯定する。
もし、もし、君が否定されたら、コメント欄でも、メッセージでも、なんでもいいから教えて下さい。なんの足しにもならないかもしれないけど、でも、私が君を肯定するから。