壱｜月下の怪盗「ブルーファイヤー」

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最高ランク : 12 , 更新： 2018/02/17 17:35:37

「月下に舞い降りし、青い炎”ブルーファイヤー”特とご堪能あれっ！」

青いベールに包まれ、青い炎を辿りにやって来る月下の怪盗「ブルーファイヤー」。日本むしろ、世界に名をはせる、国際的泥棒。しかし、良い事混ざりの窃盗なのだ。
ブルーファイヤーが盗むのは、挑戦状を貰った時と、違法など罪を犯してまでも所有している物なのだ。

ブルーファイヤーは秘密のベールに包まれていた。誰よりも素早い運動神経を持つ仁、どんなセキュリティだってハッキング可能のハッカー臣、チーム「ブルーファイヤー」のリーダーで実行専門のハル。この三人こそチーム「ブルーファイヤー」。そして怪盗「ブルーファイヤー」。

彼等が日本を拠点に活動を始めたのは三年前。三人とも、同級生で家族ぐるみで仲が良かった。ある日、それぞれの家に帰ると白と黒の棺があった。白には母親達が、黒には父親達が眠っていた。
その姿は生きておらず、それぞれの棺には同じカードが入っていた。

［はじめまして！
天才犯罪者のｱｲｽです！
貴方達の両親は死んじゃいました！
そこで、今宵、皆様をお招きいたします。
死の館へ］

其れを見たハルの家の使用人は泣き叫ぶハルをただ見守っていた。今目の前にある物が本当のことだとは信じれずに震えて涙を流していた臣。あまりの恐怖に床を叩き付ける仁。
この夜は誰にとってもいい夜にはならなかったのだった。